『RAMPO』
1995年 セガ・エンタープライズ
現世は夢、夜の夢こそまこと‥‥同年公開された、同名映画のゲーム版。竹中直人扮する江戸川乱歩が主人公で、短編小説『お勢登場』をベースとした下宿屋で起こった殺人事件と、同じく小説『化人幻戯』をベースとした、大河原侯爵の屋敷で起こった殺人事件の2つのシナリオからなる。
映画のシーンを取り入れているものの、シナリオは完全なオリジナルで、江戸川乱歩の小説のモチーフをちりばめている。映画版同様、江戸川乱歩を竹中直人、横溝正史を香川照幸、大河原静子を羽田美智子が演じている他、ゲームオリジナルのキャラも多数登場していて、中でもお伊勢役を渡辺典子が、大河原舞子を藤原まゆかが演じている。
舞台となるのは、下宿屋と大河原邸で、移動できる場所も、できることも限られているので、適当に歩いていても話は進んでいく。ただ、Bボタンを押すことによってできる「否定」のタイミングが難しいところが何カ所あり、押し忘れるとバッドエンディングになったりする場所もあるので、そこは注意が必要だ。
私は映画版も映画館で見ているけれど、映画版よりもゲームの方が館ものの本格ミステリになっているので、どちらかと言えば、ゲーム版の方が好きだ。
トータルディレクションの兼子昌也がインタビューで応えているところによると、和風『夢見館』のイメージで作られたらしく、全編が3Dで、主人公の視点で館を探索する推理ゲームは、このゲームが最初なんじゃないだろうか。
実際に屋敷を歩いて証言を取ったり、証拠を集めたりするのは、当時では、なかなか新鮮だった。
ちなみに映画版『RAMPO』は最初、黛りんたろう監督で制作を進めていたのだが、出来上がりに満足しなかった奥山和由プロデューサー自らがメガホンを取って取り直したという逸話がある。さらに海外公開の際に再編集され、当時はこの黛りんたろう監督版、奥山和由版、海外公開版の三本がビデオレンタルに並んでいる。パート2の制作も予定されていたようだが、奥山和由松竹クビ事件にともない、中止になったようだ。
攻略本『RAMPO VIRTUAL GUIDE BOOK』KOEI/\1000
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コメント
はじめまして。TBさせていただき、小生のブログにコメントいただきました。ありがとうございます。
普段はゲームをやらないので、『RAMPO』のソフトがあったことなど知りませんでした。興味がそそられます。
投稿: 飾釦 | 2007年6月19日 (火) 22時41分