『野々村病院の人々』
機種 : セガ・サターン
発売日 : 1996年4月26日
発売元 :エルフ
価格 : 6800円
ゲームデザイン・シナリオ : 蛭田昌人
キャラクターデザイン・原画 : 横田守
ノベライズ : 紙谷龍生 『野々村病院の人々』
悪名高き天才探偵、海原豚麻呂は、ふとしたことで野々村病院に入院することになる。綺麗な看護婦たちにちょっかいを出して入院生活を楽しんでいた彼の耳に、この病院で数日前に院長が亡くなっていたことが入って来た。そしてそれは、他殺かもしれないという噂だった。さっそく事件の捜査を始めるうちに、思いもよらぬ事態が発生する‥‥。
パソコンで大ヒットした、アダルト推理AVGのセガ・サターン移植版。サターン版でもX指定18才以上となり、最低限の修正で移植されたらしい。後の『EVE』シリーズなどの、パソコン用アダルトAVGのサターンへの移植の走りとなったゲームでもあり、これまでセガのハードといえば硬派なイメージだったのが、一転してギャルゲー路線へと変わって行った、起点となったゲームでもある。
ゲームデザイン及びシナリオを担当したのは、エルフの蛭田昌人で、ストーリーや人間ドラマを必要としないアダルト・ゲームの中に、しっかりとしたシナリオを描けるゲーム作家として、パソコン・ゲーム・ファンの間では有名だ。
このゲームでも、私が一番に驚いたのが、ラスト明らかになる意外な犯人で、その犯人の意外さから、このゲームがたんなるギャルゲーではなく、きっちりとした人間ドラマなのだと思った。ネタばれになってしまうので、その犯人が何者か、書けなくて残念だが、18禁のアダルト・ゲームだからこそ描けた真相だった。後にOVAが前後編の二部作でリリースされたが、真相が変り、犯人がも変わったてしまった為に、凡庸なアニメになってしまっていて、残念だった。
アダルト・ゲームというと、一般的な方には敬遠されそうなジャンルだが、その中には良作推理AVGも、いくつか存在しているのだ。
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