PCエンジン

『西村京太郎ミステリー 北斗星の女』

Hokuto

『西村京太郎ミステリー 北斗星の女』

機種 : PCエンジン
発売日 : 1990年2月23日
発売元 :ナグザット
原作 : 西村京太郎『特急(スーサイド・トレイン)「北斗1号」殺人事件』

 西村京太郎原作の、トラベル・ミステリー。原作は『特急[北斗1号]殺人事件』。
 亀井刑事と十津川警部他、おなじみの面々が、東京・上野で起こった事件を発端に、北海道で起きた殺人事件、自殺未遂事件へとつながっていく事件を追う。

 ファミコンでリリースされていた西村京太郎サスペンスが、今度はPCエンジンでリリースされた。しかも、おそらく家庭用ゲーム機初の、CD-ROMを使った推理AVGである。
 今でこそ当たり前になったけれど、内蔵音源のピコピコ音では無い、生の音を使った音楽や、声優を使ってセリフを喋るなど、当時はかなり革命的な事だった。
 このゲームの出現によって、推理AVGは新時代を迎えたのである。

 原作小説とはかなり違っているけれど、本格サスペンスものであることは変わりなく、真犯人のワナで、殺人犯にされかかった女性の、無実をはらすために捜査を進めていく中盤から後半にかけて、バラバラと思われた人間関係が、結びついていく過程は、なかなかである。
 犯人の予想がつきながらも、なかなかそこへたどり着けないじれったさは、ミステリー好きにはたまらないものがあると思う。
 もちろん、今回も時刻表を用いたアリバイ崩しは健在で、今回は東京・宮崎間の寝台特急「富士」を使っている。

 そしてエンディングでの、亀井刑事のセリフ‥‥これこそ、サスペンスの醍醐味だろう。オトナの渋さを感じるエンディングだった。

 ゲーム自体は、コマンドを総あたりして行くと、難なくクリアできるが、シナリオはかなり良いので、西村京太郎ファンや2時間サスペンスファンはもちろん、ミステリー・ファンにはぜひにプレイしてほしい。

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『秘密の花園』

Himitu

『秘密の花園』

機種 : PCエンジン
発売日 : 1993年12月10日
価格  :¥7,800+税
発売元 : 徳間書店インターメディア

 アパートに一人暮らしで生活する主人公の隣に、須藤姫香という女性が引っ越してくる。彼女は主人公の通う花乃園学園に補助教師としてやってくるが、実は一週間前に殺害された女生徒・都築蒔絵の死の謎を解くために依頼された私立探偵だった‥‥。

 もともとはPC9800のアダルト・ゲームで、後のサターンでのアダルトもの移植ラッシュのはしりとなったゲームだったりする。移植にあたり、Hシーンでかなり苦労したらしいことが、冒頭の注意書きにうかがえる。

 キャラクターデザインをうるし原智志、声の出演に椎名へきるや長沢美樹などなど、当時の人気声優が出演している。

 ゲームは、須藤姫香、都築伊万里、矢萩健の3人のうち1人を選んでパートナーとして捜査ができ、途中で自由にパートナーは変更できる。パートナーによって場所で起きるイベントが変わってくるので、とまどうかもしれない。捜査上、重要なのは1日目で、あらかた聞き込みをしておけば、2日目は行く必要のある場所が少なくなり、3日目にいたっては、犯人を告発するだけとなる。

 I can'nt live without love――このメッセージが出ると、完全なエンディングとなる。須藤姫香、都築伊万里、佐久間礼子の3人とのHシーンを見れば、到達できる。まあ、主人公モテすぎなのは、この手のゲームの宿命か。

 アダルト・ゲームであることを差し引けば、ライト感覚の学園ミステリーものの雰囲気がよく描かれていると思う。

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